”わたしの愛しいアップルパイへ”
この言葉で始まるブログ、jMatsuzaki。
彼はこういう、ブログは日記でもなければニュースサイトでもないと。
また、彼にとってそれは”夢の支援者を募るツール”という。
書く人にとって目的は其々異なるけども、これだけは伝えたいと考えている事があるだろう。
今日はjMatsuzakiのブログ・カウボーイへの参加報告のお話。
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オープニング講演 (KeiKanri 主催)
jMatsuzaki (jmatsuzaki) on Twitter の幼馴染で盟友である 柬理の恵介(keikanri) (keikanri) on Twitterが担当する講演はブログを始めたきっかけと、「ブログを如何に自分の武器とするか」について説いた。
ペンは剣よりも強し、ブログはペンよりも強し
冒頭で出したこの言葉はかなり印象的である。
ブログはどうペンよりも強いか?
Webがあれば大なり小なり広がるものなのだ。
例としてこれが解りやすいだろう
話を戻そう。昨年5月、彼はブログを始めた。
keiはこれまでをこう振り返った。
進路や娯楽など、流れに身を任せた受動的な人生を送ってきた。
(今でこそ云えるのだろうが)全くもって毎日が楽しくない、と。
それを打開したのが、jと飲んだときの突然訊かれたことだった。
表情から読み取ったのだろう。
こう問いかけた。
「お前、このままどうして行くの?」
フラストレーションだらけの日常をどれだけの時間で思い出したのだろうか…強い悔みを覚え、心の奥底から出た言葉は
このまま生きているのなら死んだほうがマシだ
この言葉からしたい事をするために動き始めた。
彼のブログのテーマは「好きなことを発信する」
読んでいて楽しそうに過ごしているのが凄くわかる記事。
ペットとしてハリネズミを飼っており、そのススメ・飼う際の注意点から、好きな作家 森見登美彦の作品レビュー、更には「断食チャレンジ48時間」や「脱サラ0円レシピ」と称して野草を調理してレビューするガチャピンチャレンジの趣さえ感じる記事もある。
どうして楽しい記事と感じるのか?それは
「友達に話す様に自然に」書いているからだという。
ここでは割愛するが、是非記事を読んで頂きたい。
わたしも使っている
電子書籍リーダー、
Kindleの購入の動機から購入までの筋道を書いた
をおすすめする。
最後にブログを始めてからの3つの変化を紹介。
それは即ちブログのパワーと云う。
・自己決断力
・大小に関わらず社会的な影響力
・有意義な時間の使い方。
書くことは決めること。
わたしに「面白い!」と思わせるというのも影響力の賜物。
書くということは楽しい。これを有意義と云わずなんという?
15分だけでも豊かな内容であった。keikanriに拍手!
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休憩を挟んでいよいよ jMatsuzaki の講演に入る。
冒頭、本題に入る前に彼は講演で気を和ませてくれる話をする。
昨日の場合、この会を迎えるにあたって寝る前に考えること。
参加者の突出した魅力とは何か?
「あなたは人を見る目がある、そして運がいい」
それは何故か…わたしが、あまり知られたくないことをあなただけに伝えられるからです!
彼の主催する勉強会によく参加するわたしには様式美さえ感じる台詞。だが、これはただの儀式ではない。事実、更新を怠ってしまうが書き続けたい…そんな意志を持って参加しているから。
掴みはOKということで、記事の頭で書いた通り、jに取ってブログを書く目的は″夢の支援者を募るためのツール″という。彼の言葉を借りると「連れ小便に誘う」という。成る程、上手いことを云ったものだ。
jは夢が諦められないでいた。音楽家になるという夢だ。
其のためにブログには何を書いたのか。
最も重点を置いたのがプロフィールだ。夢の支援者を募るにはここをおろそかにする訳にはいかない。
徹底ぶりは其の配置に見ることができる。
ピンク色で囲んだ場所、ブログを開いたら直ぐ目に付くところだ。
ブログ名から執筆者名、ドメイン名まで、此のページに見えるものがすべてjMatsuzaki。この名前を覚えてもらうこと。
「何が書いているか」が重要ではない、「誰が書いてあるか」が重要なのだ。
実際わたしがjと会ったのが去年の4月21日、ブログメディア アシタノレシピの第1回ワークショップ。アシタノからブログに飛んで読んでいくと興味が湧いてきた。「これは凄いやつだな。会えるなら話がしたい」。会って話すという発想が飛び出すのも突飛なものだが、そう思わせる程の力が篭っている。
配置と共にこだわるのはプロフィールに書くこと。
「どこの誰かは知らないけれど 誰もがみんな知っている」月光仮面の様な存在ならそんなに楽なことはない。
ブログは誰も読者がいない状態から始まるのだ、どこの誰か知って欲しい。
公開時プロフィールには「音楽・美術・書物の紹介や時事問題に関して云々」と書いているがいまいちよくわからない。運良く目にした人がいても「はあ、さいですか」と思うのが関の山。
これを具体的にしよう、というのがjの提案。
読者をBurning!させるには…
ブログ運営者の目的・理想・信念や自らが歩んできた道を具体的に記していく。
jMatsuzakiのプロフィールページを開いてみよう。
導入から夢、それを阻んだ「のっぴきならない現実」、夢への再起。
そして「このブログを読んであなたも決起しませんか?」と畳みかける。
まだまだ続く。自分史は年表形式で事細かに、立ち上げたブログメディアや勉強会については参考記事へのリンクもある。
最後に興味のあること・得意なことを軽く紹介し、各SNSのリンクを載せて終わる…!?
更に下にスクロールさせると、またプロフィールへの誘導ページが。嗚呼、此の徹底ぶりよ。
執筆時改めて読んでみても、こうやってプロフィールページの具体例として書いているにも関わらず「ことばにならない驚き」を感じる。
冒頭で紹介した わたしの愛しいアップルパイへ という記事の最初の文、これは〆の言葉とセットとなっている。
”あなたの従順なる下僕 松崎より”
サインを印象的なものにすることに因って「誰が書いているか」をよりに鮮明にする。
こうして、1人、また1人と読者を増やす機会を作っていくのだ。
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もう一つの大きなテーマに入ろう。
ブログに何を書くか
これはプロフィールの作り方で十分通用すると思うが、もう一手間かけたいことがたくさんあると彼は云う。
ブログを始めたばかり・これから書く人にとってテーマは大きなハードルだ。最初にテーマを徹底的に絞る事から始める。
条件は以下の通り。
・書き続けられること
・専門知識である必要はない。体験し続けられること
・特化したテーマ
・それから徐々に手を広げる
最初から大風呂敷を広げたら息切れする。彼も同じ様にしたのだろう。最初は小さなプロフィールから、そして読者を丸呑みするものに出来上がった様に(実際のところはどうなのだろうか)。
立ち上げたからには一人でも多く固定読者が欲しいところ。
其のためには想定読者を絞るのだ。
それはたった一人の人に向けて記事を書くことだ。
これ如何に?答えは既に出ている。プロフィールだ。
「私はここに書いていることをあなたに実行して欲しいのです!」
わたしはこれからまたプロフィールを作り直す。さあ、どうなるか!?
恥ずかしいことから書くというピンポイント攻撃もすすめる。
人は誰でも面と向かっていえないことがある。抱いている夢・野望だったり、それこそ
黒歴史だったり。それを敢えて書いてしまう。これが共感を呼ぶことは大いに有り得ることなのだ。
記事を書くにあたってハードルは下げたいところ。毎日手の込んだ論考を書くことが出来るわけではない。そう、質よりも量なのだ。量を書くことによって
SNSでシェアされる機会が増え、コンテンツが増えれば検索エンジンの評価が高まる。
それはつまり夢・考えを読者に、親しい人に広めるチャンスなのだ。
小さな一滴が河を成すように、一記事の積み重ねで感情を大きく揺さぶる情報、心臓に突き刺さる情報になるのだ。
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