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無限/夢幻の箱庭 別館

本館は此方→https://t.co/8Jt2rivgg2

「何も考えなくていい」という幸せ

上手く気を抜くことができない人間である。
癒しという感覚をさっぱり持たない人間である。
 
糸を張りすぎると力に耐えられなくなって綻び、いずれ切れてしまう。
人も休まねば疲れるし、それが元で死んでしまう。糸が心の例えとされるのはよく見られる。
 
何処かで力を抜かなくては。
でも、どうやったらいいの?

今日は最近それに気付いた、というお話。
 
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15日、友人のお誘いでカラオケに。
その前に、待ち合わせ場所に近い東京国立博物館で久々の美術館賞に行った。
コースは、庭園・平成館での企画展・本館の平常展。
 
美術鑑賞は最も長く続いている趣味で、この日は久々の東博訪問
庭園開放は観桜・観楓の時期、其々1ヶ月程で、見たいものがいつもより多いとなればいつもより楽しめるだろうと、心も足取りも軽くなる。
 
本館は、その所蔵品の性質上展示替えが多く、書画などは来る度に知らない作品に出会う。
15日なら、好きな画家の一人 岩佐又兵衛の作品とされる「故事人物図屏風」を見たこと。
 

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それに歴史の教科書・資料集でお馴染みの作品も。
尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」、名前は知らなくても画像を見れば「ああ、これか」と思い出す人もいるだろう。
 

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こうして高まる気分を抑えきれなくなり、待ち合わせや帰宅が惜しくなる。ご一緒する方々には申し訳ないが。
 
順序を遡ろう。
春の庭園は 博物館でお花見を という恒例の企画に合わせて開放される。
もう時期が過ぎ殆ど花が落ちてしまったが、葉桜を見るのも楽しいもの。
季節の花が咲き、樹々と木洩れ陽に彩られた数々の茶室、奥まった場所にある移築された邸宅、そして中央に配置されている池。
 

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心赴くままに散策し、休憩所で座る。
その後も平成館・本館とで見たいものを好きなだけ見て歩き、その内夢中になっている。
 
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東博から広小路に移動しカラオケや居酒屋で楽しんだあと、帰るにはまだ早く感じたので上野駅構内の「森香るバー」で振り返る。
 
鑑賞録と思ったことを綴ったモレスキンを読み返すし、そこに夢中の痕跡を見出す。
 
閃いた。
夢中のときは何も考えていない
そしてそれが”癒し”なのではないか、と。
だが、筋道がないのがどうした。夢中というのはそういうものじゃないか。

これだ。
こんな風に過ごす時間を取り、その感覚を増やしていけば段々緩くなるな。

もっと早く気づけばよかったが、まだ見聞きしたいもの、飲みたい酒がある。
そう、今からでも遅くはない。
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