無限/夢幻の箱庭 別館

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苦手な作曲家-ショパンの誕生日に寄せて

ハウンドドッグのヴォーカル 大友康平の高校生の頃のお話。
ロックバンドをしていたが、それとは対象的な子に恋していた。
なかなか良いところまでいき、彼女の家に招待された。
ピアノ曲がかかっている。
流石、可憐な彼女の趣味は違う。
「そのレコード何?ジャケット見せて」
彼女が見せてくれたそれに書いてあった文字をこう読んだ

チョピン

その日、彼の恋は終わった

食わず嫌いのChopin
文の枕はそんなところで、今日はショパンの誕生日

いやはや、苦手な作曲家である。

食わず嫌いなのか、多少曲を知るまで時間がかかった。

有名どころの曲で聞く限り…
夜想曲にしろ練習曲にしろ、演奏家のわざとらしさ・曲のいやらしさ

ショパンファンの押し付けがましさ。ショパンやピアニストについて、人の興味を放って置いて喋る。
ショパンの曲を啓蒙する気もなく喋り捲る。
そしてドヤ顔である。

決定的なのが、ピアノ協奏曲第1番の出だし。


Lang Lang - Chopin Piano Concerto No.1, Part 01


ださい!
ピアノ独奏が入るまで芋くさい音楽を聞き続けなければいけない
そして、独奏が入って曲の雰囲気が変わるのが、彼の作品で特にわざとらしく感じるのだ

こんなに嫌がっているのにわざわざ克服しようと思うものだろうか?
演奏やソルフェージュの課題、プログラムノートなど、どうしてもやらなければならないわけじゃない。みんな、嫌なものは聞きたくない筈だ。

それでもコンサートで聞くわけで
こうしてぐちぐち書き綴ているわたしでも、聞く機会が来るのだ。
好きな演奏家がCDをリリースしたり、ショパンプログラムのコンサートを開いたりしたら聞かない訳にはいかない。

ヴァレリー・アファナシエフはステージに入って頭を少し傾ける。会釈をしているのを確認できるのは、そこが舞台だからだ。そして直ぐピアノに向かう。
まるで、聴衆のことを気にしないかの様に。

また驚いたことに、テンポがかなり遅い。遅い演奏 と呼ばれる程度ではない。これが良いホールなら、夢見心地の響きになる。
その日はマズルカの演奏だったか…
CDでは夜想曲マズルカの選集が出ている。

ショパン:ノクターン集

ショパン:ノクターン集

ショパン:マズルカ集

ショパン:マズルカ集

彼のブラームスの小品集の音源は結構な人気を博している。シェーンベルクブラームスについてこう云う。「節約、それでいて豊か」。その言葉を実践する演奏をしたのだ。そしてショパンでもそれ反映されている。聴きたくなるのは、独りでいる時間を引き延ばしたい時。

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 ピアノの帝王ことクラウディオ・アラウの作曲家ごとの録音集成で、ショパンもある。

…やはり、苦手なものは苦手だった。

Chopin: Works for Piano

Chopin: Works for Piano

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